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2018.07.23
法律翻訳
法律翻訳のトランスユーロ
法律翻訳は何を翻訳するのか?
法律翻訳と一言にいってもどのような文書を弊社が翻訳できるのか?どの程度品質が高いのか?どこまで完成度の高いものを提供できるのか?データの安全性は?ホームページのサービスページでは伝えきれていないため、ブログにて補足説明します。
法律翻訳とは何を翻訳するのか? - 就業規則から判決文まで -
何でもできます!と言いたいところですが、弊社にも得意分野がありますので正直にお話します。
まず法律の国籍で最も多くご依頼いただいているのは「英米法」次いで「ドイツ法」となります。
法律の種類でいうと「社会法」「民事法」「刑事法」「産業法」に関するものが多く、具体的な書類としては、「裁判関連(判決文・答弁書・準備書面等)」「契約書」「社内規則」「規格書」が頻繁に受注している書類になります。
翻訳言語方向では英語から日本語・日本語から英語・ドイツ語から日本語の翻訳のご依頼が多いです。
品質の根拠はどこにあるのか? - 高い完成度 -
トランスユーロでは、法律特許事務所に在籍していた翻訳者がメインで翻訳にあたります。翻訳者は法律翻訳を専門とする者と特許翻訳を専門とする者に大きく分かれます。法律特許事務所時代から弊社が育ててきたのは、何でも屋ではなくエキスパートです。
お客様の案件を担当するのは経験年数10年以上の翻訳者です。それより年数が若い翻訳者には先輩翻訳者が付きます。更に翻訳後には法律的な面(用語の適切さ・慣用表現・文章構成)と語学的な面(誤訳・訳抜け・誤字脱字・表現)から最低でも2名のチェッカーが関与致します。この、「翻訳者+最低2名のチェック体制」はオプションではなく標準的なサービスとなっております。
チェックの段階でミスがあればその場で指摘が入ります。翻訳者にとっては緊張する工程ではありますが、翻訳者任せにしない、翻訳者もチェックに甘えないシステム構築が弊社の強みです。
機密情報の管理は? - 文書に対するセキュリティーの意識 –
徹底した情報管理体制を敷いています。弊社では旧来より機密性の高い文書を扱っておりますので、翻訳者は文書の保管やデータのやりとりは厳重に指導されています。例えば、会社のPCはUSB等にデータを移行することができない設定になっており、ソフトのダウンロードも個人の権限ではできません。会社のEメールも申請しない限り社外とはやりとりができません。
もしかすると非効率に聞こえることもあるかもしれませんが、弊社ではセキュリティー優先で環境が整えられています。
さいごに
法律翻訳の基本である「正確な翻訳」。これは意訳の対極にありますが、直訳とは異なります。各国にはその国の法律を扱う職種ならではの言い回しや表現がありますので、単に直訳しただけでは不自然なことも多々あります。表現だけではなく、法律の専門家に指導を仰いで勉強会を開催し、知識の吸収に努めると共に、当たり前ですが、ミスのない翻訳を納品するように細心の注意を払って日々翻訳に取り組んでいます。
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