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2019.07.22
翻訳一般
街中に溢れるおかしな英語
Engrishという言葉を聞いたことがありますか?これはアジア諸国、特に日本で見受けられるちょっと面白く、間違った英語のことです。
日本語やアジア系言語を母語とする者に特有の間違った表現やスペルで書かれた英語は、日本人の目線からは、つい見落としてしまうような間違いです。しかし、外国人の方が読むと少々奇妙に映り、大きな誤解を招きトラブルが生じる恐れが全くないともいえません。今日では、プロフェッショナルな翻訳が至る所で求められているのではないでしょうか?本記事では街中に溢れるちょっとおかしな英語・Engrishをご紹介します。
Just look. Is Ok?
こちらは、東京にある、主に外国人をターゲットとした娯楽施設のHPのスクリーンショットです。たいていの人は、何のことが書かれているのかが理解できるでしょう。しかし、この文章を読む限り、この施設の店員が、英語で何の問題もなくコミュニケーションできているかは疑問です。外国人向けに特化した施設では、プロフェッショナルで正確な翻訳が必要ではないでしょうか。
Alcohor Menu
こちらは日本でよく見受けられる間違いです。日本語では、LとRは、区別されない音であり文字です。LとRの間のどこかにある発音に該当する文字はひとつ(ラ行)しかありません。日本語をローマ字で書くと、この文字は通常Rで音写されてしまうので、Lの代わりにRが間違って使われている単語がたくさんあるのです。
Emargency Exit
この間違いは、とあるショッピングモールの階段で見つけました。この間違いは、Emergencyが日本語表記では「エマージェンシー」と表すことから生じた間違いでしょう。英語からの借用語を日本語で表記する際には、カタカナで表記されるので、日本語の発音は、できるだけ英単語の発音に近い表記をします。しかし英語では時々、発音とスペルが一致していない場合があります。そのため、あちこちで、発音に基づいて誤訳されてしまったおかしなスペルの英語が発見されてしまいます。しかし、辞書を調べるだけでこの間違いは避けることができるはずです。
Marry Xmas
これまでに挙げたEngrishの中で、こちらが一番おもしろいかもしれません。英語では、同じ発音でも、異なるスペルで綴り、意味も違う単語がいくつかあります。日本人にとっては、正確で適切な単語を選択するのが難しい場合もあります。英語の「Merry」は、それほど頻繁には使われない単語なので(もちろんクリスマス関連の文脈では使われますが)、この看板の責任者は、おそらく最初に「Marry」という単語を思い浮かべてしまったのでしょう。本当は、「Marry Chrismas」は、素敵なメッセージではありますが、おそらくこれは作成者の意図とは違うものでしょう。
言語に堪能ではない人間に、翻訳を任せてしまうと、このようにおかしな間違いだらけの英訳になってしまう恐れがあります。engrisch.comというウェブサイトでは、アジア全域で発見されたEngrishの莫大なコレクションを閲覧することができます。
ご依頼の原稿が、ここで紹介した英訳のようになってしまうのを避けたい場合には、常に翻訳のプロフェッショナルへ依頼することをお勧めします。翻訳が必要な場合には、いつでも私たちトランスユーロへお電話下さい。また、お問い合わせフォームからのご連絡もお待ちしております。
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