Blog

  • TOP
  • Blog
  • 翻訳会社の裏側を翻訳会社が公開する 翻訳会社を賢く使いこなす方法

2019.03.18

翻訳一般

翻訳会社の裏側を翻訳会社が公開する 翻訳会社を賢く使いこなす方法


翻訳会社を翻訳料金以上に活用できていますか?

翻訳会社とフリーランスの違いについては以前にもお伝えしていると思います。(記事下のリンク参照)今回は、翻訳会社の裏側を公開しつつ、翻訳会社を使いこなす方法をお伝えしようと思います。この使い方をマスターすれば翻訳会社への出費が安いものだと気づくことでしょう。

お問合せを受ける時の翻訳会社の裏側

まずは前提の話を。

翻訳会社が翻訳のお見積もりを出す際に最初に必要な情報として、以下の4つがあります。

①書類名と翻訳したい言語
②Word数/文字数
③希望する期限
④可能な場合は翻訳原稿

この4つが必要になる大きな理由は一つ、「翻訳者の選別のため」です。

翻訳会社には翻訳者さんのリストがあります。個人情報の集合体ですので管理は厳重です。そこに記載されている情報は、学歴・職歴に至るまで多岐にわたるのですが、ぱっと見て判断する情報はA:得意な翻訳分野 B:一日あたりの翻訳Word数 C:最近の翻訳の出来映えとなります。

その翻訳者さん個人とは面識がある場合もありますが、無い場合がほとんどです。この翻訳者さんの情報と、ご依頼いただいたお客様の希望を、「1、書類名と翻訳したい言語 2、Word数/文字数 3、希望する期限 4、可能な場合は翻訳原稿」という限られた情報から短時間で最適にマッチングさせるのが翻訳会社の力です

その為に翻訳会社は翻訳者の表面的な情報だけで無く「力量」を熟知していなければいけません。なぜならリスト化された数字の情報だけでは最適なマッチングは出来ないからです。

例えばトランスユーロでは翻訳者のほとんどが正社員ですし、外注先の契約外注翻訳者さんに関しても厳しい試験(記事下リンク参照)と面接をして、「力量」を十分に量り採用しています。

翻訳者の「力量」判断基準とは何か? 翻訳原稿が見積もり時にあった方が良い理由

確かにWord数と翻訳言語方向、希望の納期だけで金額は計算できます。

ですがそれだけでは翻訳会社は「最適な翻訳者」の選別はほぼできていません。単純に希望の納期に合わせられる、その書類を得意分野としている翻訳者が選別されるだけです。

翻訳料金は平均値で設定されていますので、最適の翻訳者に対応してもらえた場合、お値段以上の翻訳物が手元に届くことになります。

優れた翻訳会社では担当が書類の中身を見れば「これはAさんかBさんにお願いしたい」と、翻訳者の名前が浮かびます。その翻訳者の力量が、その書類の翻訳に最適だと分かるのです。

翻訳者の「力量」とは、自己申告以外に他者からの評価が高い分野ということです。翻訳は自己評価ではありません。他者からの評価が得られなければ、商品にはなり得ません。

トランスユーロでは、多くの場合、正社員の翻訳者に翻訳を担当させております。正社員の翻訳者はチームを組んでボリュームの大きい案件を担当することもあり、翻訳者の力量を熟知していなければチームの選抜は困難です。

契約外注翻訳者も試験を担当した者がその後の翻訳案件の割り振り、翻訳物のチェック、納品後のフィードバック確認をしております。そのため、最適な翻訳者を選別できるようになっております。

その上で優先事項は何か?

 翻訳会社に翻訳を依頼する際に、どのポイントを一番重視していますか?

①金額
②スピード
③正確さ
④正確さに加えて品質
⑤専門性

いくつかあると思いますが、②のスピードに関しては優先すると他の部分マイナスになる可能性が高いポイントになります。短納期になればなるほど、先に述べたような「最適の翻訳者」の選択範囲が狭くなるからです。ですが、①金額 ③正確さ ④品質 ⑤専門性に関してはどのポイントを重視するかをお知らせいただければ、最適の翻訳者が複数上がった場合、よりその希望に沿った翻訳者を選択することが出来ます。

翻訳会社を使いこなす

ここまでお話してきたことをまとめると、翻訳会社を使いこなす方法は3つです。

①できる限り実際の原稿をもとに見積もりをしてもらう
②優先事項を伝える
③翻訳者との距離が近い翻訳会社を選らぶ

ぜひ、翻訳会社を選ぶ際の参考にし、翻訳料金以上の高品質な翻訳文を入手して下さい!ご不明な点、現在翻訳で困っていることがありましたら、実際の案件がなくてもご相談は無料です。ぜひ、お問合せ下さい。


この記事に関連する記事

翻訳会社か?フリーランス翻訳者か?:それぞれのメリット

翻訳会社か?フリーランス翻訳者か?:それぞれのメリット

トランスユーロのフリーランス特許翻訳者事情

トランスユーロのフリーランス特許翻訳者事情

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


お問い合わせ

Page Top