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2018.06.18

翻訳一般

翻訳会社か?フリーランス翻訳者か?:それぞれのメリット


最近の記事で翻訳会社の選び方について書きましたが、もう一つ、翻訳会社に依頼するべきか?直接フリーランスの翻訳者に依頼するべきか?という思案事項もあるかと思います。そこで今回は、翻訳会社に依頼する場合とフリーランス翻訳者に直接依頼する場合の、それぞれのメリット・デメリットについて書きました。

1. 価格

第一に、「価格が安い」ことからフリーランス翻訳者に依頼しようとする人が多いと思います。このフリーランス翻訳者の翻訳料が安い理由は明白で、会社運営経費がかからないからです。しかし、経歴がしっかりした、経験豊富なフリーランス翻訳者であれば、むしろ「高い」場合もあります。

2. 利便性

当然ですが、フリーランス翻訳者は一人で働いているので、一定期間に翻訳できる量が限られています。翻訳を依頼したいその時、馴染みのフリーランス翻訳者が休暇中であったり、他の翻訳依頼で手一杯のときには、別の翻訳者を探さなくてはいけません。一方、翻訳会社は通常多くの翻訳者を抱えているため、その心配はなく、依頼したいときにいつも通り依頼する事ができます。

3. 翻訳の質

フリーランス翻訳者は、たいてい一人で翻訳し、校正し、見直し作業も一人で行わなければならないため、翻訳の質を維持するために大変な努力をしています。

翻訳会社では、複数の職種がチェックや校正に関わります。つまり、翻訳者が高品質な翻訳をした上で、さらに別の人がチェックや校正の作業に加わるということです。

例えば、トランスユーロでは、通常2つの職種で翻訳を完成させます。翻訳者(別の翻訳者とのクロスチェック含む)とチェッカー(ターゲット言語のネイティブチェック)です。

4. コミュニケーション

フリーランス翻訳者に依頼した場合、直接細かい翻訳指示をだせるのは便利です。直接話ができることで誤解を避けることができますし、翻訳者の人となりを知ることもできます。

翻訳会社に依頼した場合、通常は「プロジェクトマネージャー」といった人とやりとりをし、翻訳者本人とは直接話すことができません。

トランスユーロでは、マーケティング部で一括してお問い合わせに対応しておりますが、ご要望があれば、翻訳者と直接話をすることもできます。特別な指示が必要なとき、フィードバックをするとき、翻訳者と電話で、メールで、または対面でやりとりができます。また、次回の依頼の際に同じ翻訳者を指名することも可能です。

5.広範囲な分野への対応力

一人のフリーランス翻訳者がどんな分野でも対応できるわけではなく、通常いくつかの得意分野があります。いつものフリーランス翻訳者が、翻訳依頼しようとしている書類を専門としていれば良いのですが、そうでない場合、別の翻訳者を探し、納品形態などを一から説明しなくてはいけないので、余計な時間がかかります。翻訳会社には、異なる得意分野を持つ複数の翻訳者がいるので、より幅の広い需要に対応できます。

トランスユーロでは20名以上の直接雇用の翻訳者を抱えているので、特許翻訳・法律翻訳・技術翻訳に関してはほとんどすべての分野に対応できます。

6. 翻訳者の選択

フリーランス翻訳者を探そうと思えば、いくつもの経歴書を見て、サンプル翻訳をしてもらい、その翻訳に最も適当なフリーランス翻訳者を見つけなければいけません。これは時間のかかる作業ですし、不慣れな人には、どの翻訳が良いのか悪いのかを判断することは困難です。

翻訳会社に依頼すれば、翻訳会社が最適な翻訳者を探してくれます。優良な翻訳会社には質の良い翻訳者のネットワークがあり、翻訳会社ではそれぞれの翻訳者の能力や経験を把握しています。そのため、翻訳会社は、その翻訳に最適な翻訳者を簡単に見つけることができます。

トランスユーロではほとんどの翻訳者を直接雇用しており、外部の翻訳者とも非常に緊密な連絡を取り合っていますので、それぞれの翻訳者の能力を十分に把握しており、その翻訳を完璧にこなせる翻訳者を簡単に選ぶことができます。

単に価格だけを念頭に翻訳会社とフリーランス翻訳者を比較することにはリスクがあります。私たちトランスユーロは、翻訳会社としてのメリットを最大限に活かしながらも、さらにお客様と担当の翻訳者との間に壁ができないような体勢をとっております。

 

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