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2019.04.17
神田
KANDA①-神田明神
神田は江戸時代から職人の町として栄えてきました。江戸っ子で更に職人気質の方々が集まった町ですので、さぞや活気に満ちた地域だったことでしょう。江戸っ子とは「喧嘩っ早くせっかちだけど、気前よく人情に厚い」性質を言います。職人気質はドイツの「マイスター」と似ており、身につけた「技」一筋にこだわってそれを極めるために生きていく気概を言います。
そんな神田の今を紹介する「KANDA」がお送りする最初の記事は、神田を代表するパワースポット「神田明神」です。
歴史
1300年の歴史を誇り、江戸の伝統と文化を引き継ぎ、今なお日本人の心を引きつけて止まない魅力ある神田明神。初詣には、30万人の人が参拝します。(日本では八百万の神々がいるとされていますが、住んでいる地域の氏神を特に大事にする習慣があり、お正月にはご挨拶に行きます。)
神田明神は、関東大震災(1923)、第二次世界大戦により、社殿はじめ境内の建造物が半世紀内に二度も大規模な被害を被っておきながら、修復が始まるのも早く、現在では江戸時代に勝るとも劣らない優美な姿に再建されています。特に関東大震災の後は、氏子さんが率先して再建に携わったそうです。さすがは、江戸っ子が心の支えと慕っている神社ですね。
歴史と最先端と
古来の伝統が息づく神田明神ですが、実は日本のIT業界の最先端とサブカルチャーの中心地でもある秋葉原とも近い位置にあります。神田は日本文化の新旧がダイナミックに入り交じる、非常にエネルギッシュな地域と言えるでしょう。
そんな神田明神では、特徴的な面白いお守りが手に入ります。
その名も、「IT情報安全守護」。
ドイツではGDPRの施行で情報管理が厳しくなりましたね。このお守りで、会社が訴えられないようにお願いしてみてはいかがでしょうか?
(https://www.kandamyoujin.or.jp/omamori/detail/?id=7)
他にも、商売繁盛、家内安全、縁結び、試験合格などのお守りも手に入ります。
神田祭
実は神田明神でお守りより有名なのは「神田祭」です。歴史は古く、徳川将軍がご覧になったことから「天下祭」の異名を持ち、江戸の三大祭りの一つにも数えられていました。
二年に一度、5月の上旬に開催される祭のハイライトは、鳳輦・3列)と約100基にも及ぶ神輿の宮入です。他にも茶道や能楽のイベントが行われますので、祭のタイミングで日本に来る機会があったら見に行かれてはいかがでしょうか?
ただし、「控えめで大人しい日本人像」は祭になると当てはらないことも。日本人はハレとケを分けて考える文化があるため、祭のようなハレの日は着飾って騒ぎ、場合によっては仮装をし、非日常を楽しみます。ハレの日の「日本人見物」も楽しいかもしれません。日本人のイメージが変わるかもしれませんよ。
神田祭は実況中継もされますので、まずはインターネットで見てみてはいかがでしょうか?
トランスユーロでは会社の所在地である神田の魅力を世界に発信しています。東京駅から一駅の距離にある神田。たった一駅で全く異なる日本を体験できます。是非お立ち寄り下さい。
翻訳/通訳手配
神田は宿泊先としても便利です
今、なぜか人気のカプセルホテル(女性用)も神田にございます。
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