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2018.02.09
トランスユーロについて
トランスユーロ株式会社の紹介その①-ゾンデルホフ・アインゼルから独立
初めまして、トランスユーロ株式会社 代表取締役の加藤勇樹(かとう ゆうき)です。初めてブログを書くことになりました。これから各月曜日に特にドイツ語・英語特許翻訳と法律翻訳に関する記事を公開する予定です。
例えば良い特許翻訳で拒絶理由通知を減らした例、良い特許翻訳の見分け方、人間翻訳のメリット等を紹介していきたいと思います。よろしければ、お付き合いください。
まずは弊社の紹介から始めます。
トランスユーロ株式会社の設立
私は、現在はトランスユーロ株式会社の代表取締役を務めていますが、実はその前は、トランスユーロ株式会社の母体であるゾンデルホフ・アインゼル法律特許事務所という特許事務所で30年間、ドイツ語の特許翻訳者として働いてきました。もちろん、今でも現役の翻訳者を続けています。
ゾンデルホフ・アインゼル法律特許事務所は、明治43年にドイツ人が創設した老舗の法律特許事務所です。主にドイツ、オーストリア、スイスなどのドイツ語圏から日本へ出願される特許関連の業務やドイツ人(企業)の法律関連の業務を扱っています。ゾンデルホフ・アインゼル法律特許事務所では、大昔からずっと所内に翻訳部門が存在していました。ここで新願の特許明細書、中間処理などの特許業務に関わる翻訳を全てまかなっていました。翻訳作業については、独日翻訳、日独翻訳、英日翻訳、日英翻訳、独英翻訳、英独翻訳のあらゆる組合せが可能で、それだけの能力を持った翻訳者を常に40~50人くらい抱えていました。翻訳者は、スターウォーズのジェダイの騎士のように、基本的に師匠(マスター)と弟子(パダワン)の関係を結び、創業から100年以上、脈々と培われてきた翻訳のノウハウは、代々、マスターからパダワンへと途切れることなく引き継がれてきました。
2016年1月、この翻訳部門が法律特許事務所から独立して翻訳会社・トランスユーロ株式会社を開業させました。で、私がその代表取締役に就任したわけです。
独立の厳しさ
独立して外の空気に触れてみると、特許事務所内の翻訳部門時代とは違って、思っていた以上の厳しい環境にさらされ、私たち自身も常に意識改革を求められています。お客様の要望に応えられる適応力を身につけなくてはならないし、翻訳作業の他にも、チェッカーやマーケティングを強化しなくてはなりませんでした。でも、その反面、可能性という面では、特許事務所内に囲われていた時代に比べてはるかに大きく広がりました。これまでの経験を生かして、世の中の様々な人達のお役に立てることは感慨ひとしおですし、特許事務所時代には味わったことのない、大きな誇りを感じます。
少し弊社のことをお分かりになって頂けましたでしょうか?次回は弊社の特徴を説明したいと思います。お問い合わせがある方はこちらまでどうぞ。
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