厳格化されるドイツの国境管理 EU内の移動の自由に新たな課題
ドイツ政府は2024年9月16日、フランスを含む隣接国との国境管理を大幅に強化しました。
この決定は、増加する不法移民の流入と国境を越えた犯罪への対策を主な目的としていますが、今回の措置は、ヨーロッパ全体の移民政策と安全保障に大きな影響を与える可能性があり、EU加盟国間で活発な議論を呼んでいます。
ドイツ政府は2024年9月16日、フランスを含む隣接国との国境管理を大幅に強化しました。
この決定は、増加する不法移民の流入と国境を越えた犯罪への対策を主な目的としていますが、今回の措置は、ヨーロッパ全体の移民政策と安全保障に大きな影響を与える可能性があり、EU加盟国間で活発な議論を呼んでいます。
欧州内では比較的治安が良いと言われてきたドイツ。
たしかに南欧ほどスリや窃盗は多くない印象ですが実際はどうなのでしょうか。
先日発表されたドイツ警察犯罪統計の2023年の調査結果では犯罪件数は594万件と前年比5,5%の増加で、2016年以降最も多い数字となってしまいました。
国内では様々な議論が交わされています。
2024年2月23日にドイツ連邦会議で、個人による嗜好用としての大麻の所持と栽培に関する法案が可決しました。
早ければ4月には施行されることになりますが、これまでに何度も議論されつつも留保されていた合法化がついに施行されるとあって、大きなニュースとなっています。
処罰の対象となっていた大麻の所持と使用、そして栽培が可能になることでドイツ社会はどのように変わっていくのでしょうか。
毎年1月にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache e. V.)から発表される『粗悪語大賞』(Unwort des Jahres)。
2023年の粗悪語大賞は2024年1月15日に発表されました。
その年の粗悪語/Unwortは、不適切な表現とされる言葉を一般公募し、審査員たちによってその中から選出されます。
流行語大賞とは違う側面からみるドイツの現在がわかるのではないでしょうか。(2022年の粗悪語大賞の記事はこちら)
2023年12月に、OECD加盟国を中心として3年毎に実施される15歳を対象とした国際的な学習到達度テスト「PISA (Programme for International Student Assessment)」の最新結果が公表されました。
今回公表されたのは、前回実施された2022年のPISAテストの結果です。
ご存じの通り、PISAとは15歳の「読解力」、「数学的リテラシー」、「科学的リテラシー」の3分野の習熟度を国際的に調査する試験のことです。
明けましておめでとうございます。
2024年はどのような年になるのでしょうか。
そして昨年2023年はどのような年だったのでしょうか。
毎年12月にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache)が発表するその年のドイツの流行語大賞、2023年に選ばれた言葉をご紹介します。(2022年の流行語大賞の記事はこちら)
今年も35度以上の猛暑日が連日続き「災害級の暑さ」とまで言われていますが、これは日本のみならず、世界中が熱波に苦しんでおり、7月初旬には地球の平均気温が過去12万5千年間で最も高い気温を記録したとのニュースもあるほどです。
北米やヨーロッパ各地でも高温による山火事の被害は大きく、WMO(世界気象機関)も「命にかかわる暑さ」と、死亡リスクの高まりに警鐘を鳴らしています。ドイツでも7月半ばは猛暑日が続き、年々厳しくなる熱波への対策を取るべく新たな議論がされています。
このブログでは、オーストリアの文化、社会、習慣等について色々と書いてきましたが、オーストリアに住んでいる人、つまり「オーストリア人」と呼ばれる人たちについてはまだ触れていないことに気付きました。皆さんは、「オーストリア人」と聞いたとき、どのようなイメージを思い浮かべますか? 今回はオーストリアに住んでいる人とは、一体どのような人なのかという疑問にスポットを当ててみたいと思います。