ドイツのブックシェアリング – 公共の本棚
皆さんは、読み終わった本はどうしていますか?
次に喜んで読んでくれそうな友人にあげたり、中古本として売ったり、そもそも本は買わずに専ら図書館で借りる人も多いことでしょう。
こちらドイツの町では、ブックシェアリングが日常に根付いています。
天気のいい週末、近所を歩いていると(ドイツ人は散歩が大好き)、住宅の前に書籍が詰まった段ボール箱が置かれていて、「zu verschenken(無料で差し上げます)」とメモ書きが残されていることがあり、面白そうな本があれば、家に持ち帰ることがあります。
またそれ以外にも、街の中に、いきなり本棚が置かれていることもあります。
これらは「Öffentlicher Bücherschrank (公共の本棚)」と呼ばれ、主にボランティアによって管理されている本棚で、ドイツのブックシェアリングを象徴する存在となっています。