スイスが舞台となった名作映画

 

皆様は映画を鑑賞する際、「これってどこで撮影したんだろう?」と、映画の舞台となった場所が気になって、そこに行ってみたいと思ったことはありませんか?

私自身はファンタジー冒険映画の代名詞であるロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)に登場する数々の舞台に感銘を受け、そのロケ地がニュージーランドだったことを知って以来、死ぬまでに一度はニュージーランドを訪れて撮影現場となった場所を実際に見てみたいという目標を立てました。

それから既に20年以上が経過し、残念ながら未だに目標を達成できていません。

しかし、いつかは必ず念願のニュージーランド旅行を実現させる思いで日々頑張っております。

このように、私の場合はとある映画をきかっけに将来の目標を決めましたが、近年では映画のみならず、ドラマやアニメの舞台を訪問する「聖地巡礼」と称されるロケ地巡りを行う観光客も増えていることから、世界中で同様な気持ちを抱いている人が相当いるのが窺えます。

したがって、読者の皆様の中にもそのような方が一定数いる筈で、訪れてみたいロケ地がスイスにあるという人が最低でも1人ぐらいはいるのではないでしょうか?

特に、人気アニメで知られる「アルプスの少女ハイジ」を観ていた世代なら画面上に広がる世界に魅了され、一生に一度はスイスに行ってみたいと願った視聴者も少なくありません。

とはいえ、スイスが舞台となっている作品は決してハイジだけではなく、他にもスイス各地の場所が映る様々な映像コンテンツがあります。

そして、ストーリー上その作品または一部シーンの舞台がスイスであることが明らかな場合がある一方、景色を観ただけではスイスで撮影されたという事実が分かりづらいケースもあります。

割合で言えば、むしろ後者の方が大半を占めるので、殆どの視聴者はロケ地がスイスであったことを認識しないまま作品を鑑賞していることが多いです。

そこで、今回は皆様もよくご存知だけど、撮影現場がスイスだったことを意外と知らない世界的に有名な映画をご紹介させていただきます。

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ドイツのお葬式に初めて参列

 

ドイツに住み始めて20年近くなる私ですが、これまでドイツでのお葬式に参列したことがありませんでした。

しかし癌を患っていた義理の兄が先日亡くなり、初めてドイツのお葬式に参列してきました。

義理兄とのお別れは悲しかったのですが、とても印象に残るお葬式だったので、自分が忘れないようにするためにもブログで書いておきたいと思います。

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≪満員御礼≫WEBドイツ語特許翻訳講座(一般)
2025年3月28日(金)よりスタート!

 ※本講座は満員となりましたので、お申し込みを終了しております。

皆様お待たせしました!!

 

ドイツ語特許翻訳のエキスパート・トランスユーロが運営しているトランスユーロアカデミーでは、このたび2年振りに一般コースの開講を決定しました!

現在進行中の入門コース(第7期)は、知財や法律の業務に携わっている人たちやプロの翻訳者さんなどの業界のプロの方々を始め、ドイツ語大好きな現役大学生さんなど、世代や職業を越えて国内外から多くの方々が参加してくれています。講師への質問内容など、講座中に飛び交う議論のレベルがとても高く、非常に高い意欲をもって学んでいただいています。

この入門コースは2025年3月で最終回を迎えますが、この勢いに乗って、入門講座の終了後にすぐに一般コースをスタートさせます!

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Danke, Ade, Messi!
スイスドイツ語講座その16:感謝の言葉

 

皆様お久しぶりです!

今までかなりの頻度でスイスドイツ語講座を行ってきましたが、実は先日重要なことに気付いてしまいました。

本講座ではなるべく実用的なスイスドイツ語を中心に、色々な場面で使用できる言葉をご紹介することを心掛けているものの、使う回数が最も多いと言っても過言ではない感謝の表現を教えていませんでした。

感謝は仕事、私生活を問わず対人関係において決して忘れてはならないもので、それをするのとしないのとでは周りの人の印象を大きく左右する一番大切な感情表現です。

したがって、今回はスイスドイツ語をマスターする気がなくても、観光でスイスを訪れたり、どこかでスイス人と遭遇したりした際のために知っておくべき感謝の言葉について色々とご説明させていただきます。

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ドイツ語の付加疑問詞

こんにちは。皆様素敵なクリスマスを過ごされたでしょうか?

このブログも今年の夏に書き始めて第四回目を迎えることとなりました。

私のドイツ語をめぐる経験談を、専門であるドイツ語諸言語学の観点から専門的になりすぎないくらいに記事として書き、興味をお持ちの皆様にこうしてお伝えするのはとても楽しく、読んでくださった知り合いの方々からも「これからも楽しみにしているよ!」と、たくさんの温かい声をかけていただいております。本当に励みになります。ありがとうございます。

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スイス初の首都だった都市アーラウ

 

以前、スイスには「首都」がなく、ベルン(Bern)を連邦機関の所在地として「連邦都市」と定めていることをご説明させていただきましたよね?

スイスが元々国家連合として設立されたことから、連邦州の平等性を維持するためにあえて首都を定めず、各州の代表者が集会する場所をローテーション制で毎年変えていました。

そして、1848年に国家連合から連邦国への改革を行った際にひとつの州に政治的な優勢性を持たせず、全州の平等性を引き続き確保する解決策として生まれたのが「連邦都市」の制定でした。

とはいえ、過去を振り返るとなんとスイスにも一時的に「首都」が存在していた期間があったのです。

この事実は国外ではあまり知られていませんが、スイス人にとっては自国の歴史を知る上では重要な1ページと言えます。

したがって、今回はアールガウ州(Kanton Aargau)の州都であり、スイス初の首都でもあったアーラウ(Aarau)をご紹介させていただきます。

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2024年ドイツの流行語大賞Das Wort des Jahres 2024

あけましておめでとうございます、2025年の幕開けです。

毎年恒例となって参りましたが、今年もまずはドイツ語協会(GfdS)が選んだ2024年のドイツの流行語大賞についてお伝えします。(2023年の流行語大賞2022年の流行語大賞)2024年もドイツは政治的にも社会的にも多くの課題を抱えていました。それは流行語にも表れています。

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日本で初めてスキーレッスンを行ったのはスイス人だった件

 

12月になって今年ももうあと僅かのところまでやってきました。

年末と言えば忘年会やクリスマスに加え、大掃除も控えていることから、何かとバタバタする時期ですよね?

また、気温も下がって、風邪を引かないように体調にも気を配る必要がありますので、冬はどちらかというと苦手な方も少なくはないと思います。

しかし、ウィンタースポーツを楽しむ人にとっては逆に待ち望んだ季節で、これからが本番であると感じているのではないでしょうか?

雪国であるスイスにおいてはスキーやスノーボードが国民的なスポーツと言えるほど人気で、冬が嫌いな人を含め、国民の殆どが恒例行事のように最低でも年に一回はゲレンデに足を運ぶのが普通です。

それに対して日本では地域差があるものの、ウィンタースポーツを一切しない割合が意外と高い印象を受けます。

生まれ育った場所が雪の降らない沖縄か積雪が数メートルにも及ぶ北海道かで、ウィンタースポーツとの関わり方にも大きな違いが生じるのは無理もありませんし、スポーツは個人で好き嫌いが分かれますが、競技人口がもう少し多くてもいいのではと感じます。

因みに、日本でスキーと言えば、日本において初めてスキーレッスンを行ったのはスイス人だったことをご存知でしたか?

この事実は今から100年以上も前の出来事で、教科書にも掲載されていないことから知らない方も多いと思いますので、今回はとあるスイス人も大きく関与している日本のスキーの歴史についてご説明させていただきます。

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秘伝のシュトーレンレシピ

 

私がドイツ人の夫と結婚して義理の母から教わった最初のドイツ菓子が、クリストシュトーレンでした。

彼女のお母さんが、その昔一流ホテルのレストランで料理人をしていたらしく、毎年12月になると当時のレシピでシュトーレンを焼くのが彼女のクリスマス前の習慣だったそう。

私も当時のクリストシュトーレンのレシピを教えてもらって、毎年クリスマス前にシュトーレンを焼くようになりました。今回は、我が家に伝わる秘伝のレシピを紹介したいと思います!

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