さくらんぼの町ツーク

 

今まで様々なスイスの名所をご紹介させていただきましたが、どれも個性豊かで独特な味わいを持っている場所ばかりであることに気付いていただけたでしょうか?

以前、ご説明したようにスイスは多言語ならびに多文化国家である故、同じ国でありながら各地域に他と異なる特色が表れるのも不思議ではないと言えます。

そして、今回新たにご紹介する都市も決してその例外ではありません。というよりも、歴史を感じさせながらモダンであり、自然が多いにも拘わらずスイスを代表するビジネス街であるなどその極端な両面性に驚かされるほどです。

しかも、存在感が薄い訳ではないのに、ガイドブックに掲載されることもあまりないという点においても珍しいと言えます。

その場所とはツーク州(Kanton Zug)の州都であり、さくらんぼの町とも呼ばれるツークです。

名前を聞いたことがない方が多いと思いますので、どのような所なのかを楽しみにしながらお付き合いください。

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先が読めないスイスの天気

 

お天気は日常における行動などを左右しますので、皆様も普段生活している中でお天気は常に気にされているかと思います。

また、旅行に行く際は雨によって予定していた一日の内容を変更する必要もあるので、やはり無視することはできません。

特に、スイスに関してはユングフラウヨッホを訪れる観光客も多いので、旅行会社には「私が行く時は晴れるでしょうか?」などの問い合わせも多いそうです。

したがって、今回はスイスのお天気についてのお話をさせていただきます。

 

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スイスの国技

スイスはクラブの数が世界一多いと言われるほどクラブ活動が盛んで、国民の約半分が最低1つのクラブに所属しているとの統計まであります1

日本でも、少し前に世間を騒がせた「桜を見る会」を始め、「○○の会」が全国各地に多く存在し、その点では決してスイスに負けていません。

しかし、それらを内容別で比較してみるとスイス、そしてドイツもそうですが、スポーツクラブが大半を占める一方、日本ではスポーツ以外のクラブが多いようです。

そのため、近年では日本の地方自治体が地域住民の交流や地元愛を育む場を設けるといった観点から、特にドイツのクラブ活動に着目していて、日本でも普及させる取り組みを行っています。

日本人は一般的にスポーツが好きな印象を持っていますので、むしろ民間のスポーツクラブが比較的少ないことが不思議です。

というのも、私は様々な国や地域の方とお会いする機会がありますが、今まで「スイスの国技って何?」と、質問してきたのは日本人以外にいませんでした。このような経験から日本の皆様はスポーツにかなりの関心があるとつくづく感じさせられます。

したがって、今回は日本で意外と興味を引いているスイスの国技についてのお話をさせていただきます。

 

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Billet, Formation, Dienstzug スイスドイツ語講座その10:鉄道に関する言葉

 

スイスを訪れる際、皆様はスイス国内をどのような手段で移動していますか?

パックツアーであれば事前に手配されていて、ご自身で交通手段を考えることは基本的にありませんが、個人旅行に関してはレンタカーや電車が主な選択肢になると思います。

とはいえ、ユングフラウヨッホやツェルマットなどは自動車で行くことができませんので、何れにしても鉄道を利用することになるでしょう。

そういった理由から、スイスのほぼ全土に列車を走らせているスイス連邦鉄道ことSBB社は多言語で対応しており、利用客に可能な限りの快適性を提供することに努めていることから、大抵の観光客は不便なくスイスで列車の旅を楽しむことができます。

皆様の中で実際にスイスの列車に乗ったことがある方もそれを実感できたのではないでしょうか?

しかし、ドイツ語圏の利用客からはアナウンスの内容や列車の車掌の言葉が分からないこともあるとの意見も出ているようです。

ドイツ人であれば共通言語であるドイツ語で鉄道職員と困ることなくコミュニケーションを取れますが、アナウンス等では普段聞かない表現や用語が使用されるため、その内容が理解できないことも少なくありません。

つまり、鉄道に関してもスイスと他のドイツ語圏で言い方が異なり、同じドイツ語でも「こんなに違うの?」と、驚くほどです。

したがって、今回はそんなスイスの列車を利用する上で耳にする可能性が高い鉄道に関する言葉をご紹介いたします。

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3つの古城を持つ要塞都市ベッリンツォーナ

 

スイスにイタリア語圏があることについては過去の記事でも触れてきましたが、皆様の中にはスイスとイタリア語が何となくしっくりこないという方もいるのではないでしょうか?

そもそもイタリア語圏はスイスのほんの小さな一部に過ぎませんし、歴史や文化の観点からも他の地域と大きく異なるのですが、スイスを語る上では決して忘れてはならない地方なのです。

むしろ、その独自性からスイス人の間でも非常に人気が高く、別の意味でスイスを代表すると言っても過言ではありません。したがって、今回はイタリア語が唯一の公用語として使用されているティチーノ州(Canton TicinoまたはKanton Tessin)の州都であるベッリンツォーナ(Bellinzona)をご紹介したいと思います。

 

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スイスのカーニバル文化

 

まだまだ寒い日々が続いていますが、節分が近づくと、春がすぐそこまで来ていると感じる方も多いのではないでしょうか?

中国では一足先に春節を迎えて、新たな季節に突入した気分になったものの、日本では豆をまいて邪気を追い払うまでは、春が近づいている気持ちは沸きませんよね?因みに、ドイツ語圏でもこれから各地でカーニバルが開催され、 これらを機に冬から春への移行を実感する方が多いです。

当サイトでは「日本人からみると不思議なドイツ事情」のブログでドイツのカーニバルがご紹介されたことが何度かあり、その中で国と地域によって風習や内容に違いがあることにも言及されていました。

この点に関してはスイスも例外ではないので、今回は冬の終わりを告げる風物詩とも言えるスイスのカーニバル文化についてのお話をさせていただきたいと思います。

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スイス軍隊あるある 兵役編

今までこのブログでスイスに関する様々な内容を採り上げてきましたが、中でも軍隊に関する記事が思った以上に好評のようです。

個人的には皆様に馴染みのあるものが興味を引くのではないかと考えていたら、意外と日本にないものが注目されていたことに少々驚いています。

しかし、皆様に読んでいただけるというのは大変喜ばしいことですし、今後も本ブログを継続していきたいモチベーションにも繋がるため、読者の方々にこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。いつも本当にありがとうございます!

既に徴兵制度軍隊の装備で計2回にわたってスイス軍隊に関する話題をご紹介させていただいて、個人的には他の内容が好ましいと思う一方、ブログは読んでくれる人がいてなんぼですので、皆様のご興味やご関心を把握して需要に応えることも大切だと感じました。

したがって、三度目となりますが、今回は「スイス軍隊あるある」の続編として兵役についていろいろとお話させていただきたいと思います。

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アンバサダーの町と呼ばれる都市ソロトゥルン

 

過去に何度かにわたってスイスの名所を採り上げてきましたが、それらは何れもスイスを代表する都市であったことから、皆様も今更新しい話でもないと感じていたことでしょう。
しかし、いきなり観光ガイドにも掲載されていないような秘境から攻めていくと、逆にマニアックすぎると思われることを恐れたため、ある程度メジャーなものから始めてマイナーなものへと進もうと考えた次第です。

数えたところ、名所に関する記事は今回でかれこれ10回目となりますので、そろそろ著名でない場所に触れてもいい頃だと感じました。したがって、今回は個人的にとても好きで、スイスの穴場として是非皆様にも知っていただきたいソロトゥルン州(Kanton Solothurn)の州都であるソロトゥルン市をご紹介いたします。

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Frohi Wiänachte und es guets neus! スイスドイツ語講座その9:年末年始の挨拶

また年末が近づいて参りましたが、皆様はどのような一年をお過ごしになられましたか?もう終わりなのかと思う人もいれば、ここまで来るのが長かったなと感じる方もいるでしょうが、大半は年賀状や大掃除などこれからが大変という悩みを抱えているのではないでしょうか?これは日本だけではなく、スイスにおいても同様です。年末は年度末ということもあって、会社がラストスパートに入りますし、クリスマス飾りやツリーの購入、クッキー作り、さらに大切な人に配るプレゼントなどプライベートでも何かとやることが多い時期です。しかも、そんな中で身の回りの人や一年間お世話になった人に加え、長い間連絡を取らなかった方々にクリスマスカードやメッセージをしたためたり、直接お会いして心温まる年末年始の挨拶までしなくてはなりません。とはいえ、スイスではこの場合、どのような挨拶をするかご存知ですか?そんなシチュエーションに備えて、今回はこの季節にピッタリなスイスドイツ語バージョンの年末年始の挨拶をご紹介することにします。

 

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