ドイツ発モダンダンス
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ドイツは世界に誇る著名なモダンダンスの舞踏家、振付家を生み出してきた歴史があります。ドイツのモダンダンスは、古典的かつ伝統的な舞踏の形式であるバレエへのアンチテーゼとして20世紀初頭のワイマール共和国時代のドイツ語圏で誕生し、世界的な発展を遂げ続けています。2014年にはこのモダンダンス及び体系化された指導法が、UNESCOの無形文化遺産にも登録されました。日本でも早くから注目され、国際的な評価を得ている日本の前衛舞踏である『暗黒舞踏』のルーツともなっており、大野一雄(1906‐2010)や江口隆也(1900-1977)、宮操子(1907‐2009)といった有名舞踏家らもドイツで研鑽を積んでいました。