遅延問題に立ち向かうドイツ鉄道、抜本的な改革をスタート
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「また電車が遅れている」——これは、ドイツでよく耳にするフレーズです。
日本の鉄道の正確さに慣れていると、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn、略称DB)の遅延の多さは、カルチャーショックかもしれません。
実際、2023年のDBの長距離列車の定時運行率は64%に留まりました。これは、3本に1本以上の列車が、予定時刻から6分以上遅れて運行していたことを意味します。
悪名高きドイツ鉄道ですが、遅延状況は年々悪化しているそうです。
なぜこれほどまでに遅延が常態化してしまったのでしょうか。