ボン大学の日本語学科を訪問しました!
トランスユーロアカデミー講師の加藤勇樹は、2023年10月16日(月)にドイツ・ボン大学の日本語学科を訪問しました。
トランスユーロアカデミー講師の加藤勇樹は、2023年10月11日(水)にドイツ・ミュンヘン郊外の燻し銀の町フライジング(Freising)に拠点を置くHasegawa弁理士事務所を訪問しました。
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皆さんはドイツの作家というと誰を思い浮かべますか?ゲーテ、シラー、ミヒャエル・エンデにトーマス・マン、現代だとフォン・シーラッハなど挙げるときりがないですが、今回は18世紀末から19世紀前半にわたって活躍した「E.T. A. ホフマン」をご紹介します。
E.T. A. ホフマン(Ernst Theodor Amadeus Hoffmann. 1776-1822)という作家はご存知でしたか?恐らくドイツ文学を学ぶ機会がないとほとんど聞くことのない名前かと思いますが、実は皆さんがよくご存知の小説や音楽作品と深く関わり合いがあるのです。
ところでドイツの「作家」としてご紹介しましたが、E.T.A. ホフマンは作家、作曲家、法律家、音楽評論家、画家など何足もの草鞋を履いた多彩な人物でした。
ホフマンの作品は後期ロマン主義に属すると言われますが、時に幻想的で時にグロテスク、そしてリアルさをも備えたその作風はロマン主義の中でも唯一無二な印象を与え、多くの芸術家の作品や楽曲に影響を及ぼしました。
有名作品の陰にはホフマン有り・・・とまでは言いませんが、あまり知られていないE.T.Aホフマンの魅力をお届けします。