ドイツのカジノ事情
大人の遊び場、カジノ。日本でも度重なる議論を経て、カジノ導入に向けたIR(統合型リゾート)推進法が2016年に成立したものの、まだ実現はされていないのが現状です。カジノの本場といえばラスベガス、マカオ、香港などが有名ですが、元々の発祥はイタリア。世界では約140ヵ国で合法化されており、ドイツにも伝統的なカジノが存在します。今回はドイツのカジノ事情についてお伝えします。
国章とは、国家を象徴する紋章のこと。国旗よりも複雑なデザインで、その国の風土、歴史、文化が象徴的に印されています。日本では法令上の明確な国章は定められていませんが、慣習的に、天皇家の家紋である「十六八重菊紋」がそれに準じた扱いをされています。
ではドイツの国章はご存じですか?
ドイツの街に必ずある建物といえば、キリスト教の教会や大聖堂ですが、教会から聴こえる美しく荘厳なパイプオルガンの音色は、ヨーロッパ文化の真髄を感じさせます。ドイツのパイプオルガンの建造技術とオルガン音楽は、2017年にUNESCOの無形文化遺産にも登録されました。ドイツには約400のオルガン工房と、2800人の従業員が存在し、国内のオルガン台数は5万台にものぼります。ドイツは、イタリアやフランス、オランダなどと並んで、独自のオルガン文化を誇っています。
ドイツで生活していると菜食主義者、いわゆるヴェジタリアンに出会うことは珍しくありません。レストランのメニューにも、野菜のみのメニューが必ずあるのも日本とは少し違うところかもしれません。さらに今日ではヴィーガンというスタイルが、欧州全体で増加傾向にあり、ベルリンでは人口の約一割がヴィーガンで、ヴィーガン食を取り扱う店も多数だとか。その食品の種類は実に豊富なドイツです。さて、そんなヴィーガン、思想的な理由から実践している人々が多いのでしょうか。また増加の理由の背景にあるのは?
サークルや部活など、日本の学校生活の中で結成されるグループ組織はドイツには存在しません。運動系のクラブは教育機関から独立したスポーツクラブ(Sportverein)がその代わりと言えます。しかし、ドイツには独自の歴史によって成立した学生同盟―ブルシェンシャフト(Burschenschaft)というものが存在します。19世紀前半に誕生したこの同盟は、近代の様々な歴史的変動や制圧を乗り越えて今日も存在しており、同盟内の規則はかなり独特で、真剣を使った「決闘」までも存在するそうです。
ブルシェンシャフトによるヴァルトブルクの祭典(1817)が行われたアイゼナハ近郊のヴァルトブルグ城
海外在留邦人-いわゆる海外在住の日本人の数は、令和二年(2020)の外務省の統計によると、135万7724人と前年から約3.7%減少しており、新型コロナの影響は顕著にみられます。さて、そのうちドイツ在住の日本人の数は41,757人。留学、駐在、移住、永住etc…様々なバックグラウンドを持っている人々がいます。今回はドイツ在住の日本人事情についてお届けします。
以前、ドイツが舞台の日本の漫画をご紹介しましたが、今回はドイツ出身の漫画家たちを何人かご紹介したいと思います。日本の漫画文化に影響されて、ついには自分でも漫画家になった人、または、日本の漫画文化からではなく、漫画をひとつの表現として作品を創作している人々など、ひとくちにコミック作家、漫画家といっても実際は十人十色です。
⇒続き
ドイツのサービスに関して揶揄される「サービス砂漠」ということばをご存じでしょうか。スーパー、小売店、レストランといった接客業のみならず、電話会社、交通機関を使用する際などに受けるあらゆるドイツのサービスは、不親切なことも多く、営業時間の短さも相まって、良い評判は少ないのが現状。今日はそんなドイツのサービス事情についてお伝えします。