2024年ドイツの流行語大賞Das Wort des Jahres 2024
あけましておめでとうございます、2025年の幕開けです。
毎年恒例となって参りましたが、今年もまずはドイツ語協会(GfdS)が選んだ2024年のドイツの流行語大賞についてお伝えします。(2023年の流行語大賞、2022年の流行語大賞)2024年もドイツは政治的にも社会的にも多くの課題を抱えていました。それは流行語にも表れています。
あけましておめでとうございます、2025年の幕開けです。
毎年恒例となって参りましたが、今年もまずはドイツ語協会(GfdS)が選んだ2024年のドイツの流行語大賞についてお伝えします。(2023年の流行語大賞、2022年の流行語大賞)2024年もドイツは政治的にも社会的にも多くの課題を抱えていました。それは流行語にも表れています。
「また電車が遅れている」——これは、ドイツでよく耳にするフレーズです。
日本の鉄道の正確さに慣れていると、ドイツ鉄道(Deutsche Bahn、略称DB)の遅延の多さは、カルチャーショックかもしれません。
実際、2023年のDBの長距離列車の定時運行率は64%に留まりました。これは、3本に1本以上の列車が、予定時刻から6分以上遅れて運行していたことを意味します。
悪名高きドイツ鉄道ですが、遅延状況は年々悪化しているそうです。
なぜこれほどまでに遅延が常態化してしまったのでしょうか。
ドイツ政府は2024年9月16日、フランスを含む隣接国との国境管理を大幅に強化しました。
この決定は、増加する不法移民の流入と国境を越えた犯罪への対策を主な目的としていますが、今回の措置は、ヨーロッパ全体の移民政策と安全保障に大きな影響を与える可能性があり、EU加盟国間で活発な議論を呼んでいます。
今年はオリンピック開催年。
ドイツのおとなり、フランスはパリで先日開会式が行われ、17日間に渡って競技が開催されています。
今回のオリンピック開催地はパリですが、実はドイツの首都ベルリン、そして北ドイツの主要都市ハンブルクの二つの都市は、今大会の開催地候補として名乗りをあげる方向性でした。
しかし住民投票で否決となったため、立候補を取り下げたという経緯があります。
今回はドイツにおけるオリンピック事情をお届けします。
先月の精霊降誕祭(Pfingsten)の休暇期間に“Sylt-Video”と名付けられたスキャンダルが起こりました。
ドイツ最北端にある高級リゾート地であるズィルト島のとあるディスコで、ドイツ人たちが「外国人は出ていけ!」と踊り叫んでいる様子がSNSに投稿され、国内で大問題となりました。
右傾化するドイツを危惧する声が国内でも高まっていますが、今回はこの事件についてではなく、奇しくもその舞台となってしまったズィルト島、ドイツ人の憧れの高級リゾート地についてお伝えします。
欧州内では比較的治安が良いと言われてきたドイツ。
たしかに南欧ほどスリや窃盗は多くない印象ですが実際はどうなのでしょうか。
先日発表されたドイツ警察犯罪統計の2023年の調査結果では犯罪件数は594万件と前年比5,5%の増加で、2016年以降最も多い数字となってしまいました。
国内では様々な議論が交わされています。
2024年2月23日にドイツ連邦会議で、個人による嗜好用としての大麻の所持と栽培に関する法案が可決しました。
早ければ4月には施行されることになりますが、これまでに何度も議論されつつも留保されていた合法化がついに施行されるとあって、大きなニュースとなっています。
処罰の対象となっていた大麻の所持と使用、そして栽培が可能になることでドイツ社会はどのように変わっていくのでしょうか。
毎年1月にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache e. V.)から発表される『粗悪語大賞』(Unwort des Jahres)。
2023年の粗悪語大賞は2024年1月15日に発表されました。
その年の粗悪語/Unwortは、不適切な表現とされる言葉を一般公募し、審査員たちによってその中から選出されます。
流行語大賞とは違う側面からみるドイツの現在がわかるのではないでしょうか。(2022年の粗悪語大賞の記事はこちら)
明けましておめでとうございます。
2024年はどのような年になるのでしょうか。
そして昨年2023年はどのような年だったのでしょうか。
毎年12月にドイツ語協会(Gesellschaft für deutsche Sprache)が発表するその年のドイツの流行語大賞、2023年に選ばれた言葉をご紹介します。(2022年の流行語大賞の記事はこちら)
オクトーバーフェストと並んで、いまや日本のあちこちで開催されているドイツ式のクリスマスマーケット。
ホットワインにソーセージ、木製のおもちゃ細工が売られていたり、クリスマスピラミッドが飾られていたりと、本場のクリスマスマーケットにかなり近い形で再現されているのではないでしょうか。
陰鬱な天気の続くドイツの冬に、光輝くクリスマスマーケットは大きな楽しみのひとつですが、長い歴史があります。