国民投票の多い国スイス
日本人に「スイスの大統領って誰?」と、聞かれることが度々あるのですが、その回答にはいつも困ります。
というのも、スイスは大統領制でもなければ1人の人物が内閣の首班となることもないので、強いて言うなら国民がそれに最も該当するからです。
また、スイスと言えば単純に「永世中立国」を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、スイスの政治体制を一言で表すには少々無理があります。
そのため、今回はそのような疑問の多いスイスの政治について色々とご説明させていただきます。 ⇒続き
日本人に「スイスの大統領って誰?」と、聞かれることが度々あるのですが、その回答にはいつも困ります。
というのも、スイスは大統領制でもなければ1人の人物が内閣の首班となることもないので、強いて言うなら国民がそれに最も該当するからです。
また、スイスと言えば単純に「永世中立国」を思い浮かべる方も少なくないと思いますが、スイスの政治体制を一言で表すには少々無理があります。
そのため、今回はそのような疑問の多いスイスの政治について色々とご説明させていただきます。 ⇒続き
先日、パラグアイ人の知り合いから、南米ではスペイン語が共通言語になっているにも拘らず、それぞれの国で「バス」の呼び名が異なるという興味深いお話を聞きました。
実はドイツ語圏でも同様な傾向があり、国によっては乗り物の名前が大きく異なる場合があります。
中でもスイスドイツ語では標準ドイツ語と語源の違う様々な名称が使われているので、ドイツ人やオーストリア人がその意味を理解することができず、混乱することも少なくありません。
したがって、今回はスイスドイツ語と標準ドイツ語の差異が最も鮮明に表れている乗り物について学んでいきましょう。
今まで何度かにわたり、スイスの名所をご紹介させていただきましたが、それらは何れもスイスを代表する、言わば定番の都市ばかりでした。
しかし、観光ツアーにまず含まれることがなく、ガイドブックに掲載されることも稀でありながら、実は他のどの都市よりもスイスを代表する場所が存在します。
それがシュヴィーツなのです。
スイスを訪れたことのある方であってもその名前を聞いたことがないという人が多いことでしょう。したがって、今回はそのシュヴィーツについてのお話をさせていただきます。
皆様はトランプなどカードゲームで遊ぶ習慣はありますか?
お子様がいる家庭ではババ抜きを始め、トランプを使って様々なゲームを楽しむことがあると思いますが、アメリカ人のようにポーカーやブリッジをするために大人同士で定期的に集まってトランプをする人は意外と少ないのではないでしょうか?
そのため、日本では競技レベルでカードゲームを楽しむのは一部の人に限られているようなイメージもありますが、実際はそうでもなさそうです。
というのも、「かるた」に関しては学校で専門俱楽部が存在し、プロが出場する各種大会も開催されていますので、決して日本人がカードを使った競技に縁がない訳ではありません。
それどころか、かるたは日本人であれば誰もが持っていて、ルールを改めて説明する必要もないほど世間一般に知られている国民的ゲームと言っても過言ではありません。
そんな日本を代表するかるたと同様に、実はスイスにも「ヤス」(Jass)と呼ばれている国民的ゲームがあるのをご存知でしょうか?
皆様の中にはご存知の人もいると推測しますが、殆どの方はその名前すら聞いたことがないと思います。
したがって、今回は皆様にせめてその存在だけでも知っていただこうという願いを込めて、スイスの国技にも匹敵する「ヤス」をご紹介させていただきます。
近年、アサイーボウルを初め、スムージーボウルなど様々なボウルフードが話題になっていますよね?
数年前に北米を中心に流行りだしたことからアメリカ生まれの新しい健康食品と思われがちですが、実は前から同様な発想の料理がスイスに存在していたことをご存知でしたか?
シリアルに牛乳またはヨーグルトを混ぜ、トッピングとしてフルーツを加えるボウルに入った料理はスイスで「ビルヒャーミュエスリ」(Birchermüesli)と呼ばれ、100年以上も前から食べられている家庭料理です。
という訳で、今回は元祖スムージーボウルとも言えるスイスを代表する料理をご紹介いたします。
皆様、こんにちは!過去に、ドイツ語とスイスドイツ語は発音だけでなく、言い回しに関しても異なる点が多いことに何度か触れてきましたが、各記事の対訳用語集にもご注目されていた方は一定のパターンが見えてきたのではないでしょうか?
しかし、例外が非常に多いドイツ語ですので、スイスドイツ語にもなかなか慣れないと悩む人も多いと思います。
したがって、今回は日常生活で使うことが多いだけでなく、ドイツ語とスイスドイツ語の違いが最も分かりやすい数字の発音についてご説明いたします。
皆様、お元気ですか?私が「ちょっと知りたいスイス」を担当することになってから様々な内容をご紹介させていただきましたが、未だにアイガー・メンヒ・ユングフラウなどの名山が聳える、スイスを代表するベルン州(Kanton Bern)については一度も触れていないことに気付きました。
正直に申し上げますと、スイスを訪れたことのある方であれば必ずご訪問されており、今更話題にしても面白くないと勝手に思い込んでいました。
しかし、馴染みのあるものとはいえ、意外と知らない部分もあるのではないかと感じましたので、今回はベルン州の州都であり、スイス連邦の首都でもあるベルンをご紹介させていただきます。
近年ではインスタ映え効果の影響もあり日本ではご当地マンホールがちょっとしたブームになっています。
これは他のものと一緒で、一部のコレクターの間で流行っているに過ぎませんが、旅行の際に珍しいマンホールを見つけると嬉しいとのことで今やマニアでない方からも注目されています。
スイスでもご当地マンホールは存在しますが、はっきり申し上げてそれは非常に稀なケースで、殆どのマンホールにはこれといった特徴はございません。
その代わり、葉書やお手紙を送る時に郵便局が押印する消印にご当地独自のものがあります。世界中の切手コレクターの間では消印が個別分野になっていることから今更新しい情報ではないでしょうが、スイス人でも大半の方はご当地消印の存在を知りません。
そこで今回は、スイスのご当地マンホールならぬご当地消印をご紹介したいと思います。
スイス北部を流れるライン川はほとんどの場所でドイツとスイスを分ける国境であるイメージが強いのですが、以前ご紹介したバーゼルのようにライン川を跨ぐ市町村も存在し、必ずしも川の南岸がスイスで北岸がドイツという訳ではないのです。
しかも、中には完全にライン川の北岸でありながらも実はスイスに属する地域もあります。
例えば、スイス最北端の州と呼ばれるシャフハウゼン州(Kanton Schaffhausen)がそのような代表例です。
したがって、今回はこのような地理的に珍しいシャフハウゼン州の州都であるシャフハウゼン市をご紹介したいと思います。