ドイツ到着から家探し ~住民登録まで
目次
こんにちは、F. u .Eです。今回のブログ記事では、ドイツに到着してからの1週間で家を見つけてから住民登録をするまでについて、お話ししたいと思います。私がドイツ到着後にまず取りかかったことは、家探しです。家探しと云っても、もちろん家を購入するわけではなくワーホリ滞在中に住む賃貸物件を探すことですが、私の場合は、ドイツに到着し、友人宅に居候しながら家探しを開始し、住む家が見つかるまでに、約1週間ほどかかりました。もしかしたら早いほうかもしれませんが、どのように家探しをしたのかについて簡単にご紹介していきますね!
日本人向けサイトで物件探し!そして内覧へ
ドイツ到着から遡ること数カ月前、渡独の日程が決まる前に、まずは日本から家探しをしようと、日本人向けのポータルサイトMixBの投稿を頻繁にチェックしていました。ネット上でもよく紹介されているサイトなので、ご存知の方も多いかと思います。私はこのサイトに投稿された物件を見て、日本から何度かコンタクトを取り、オンライン内覧をさせてもらいましたが、なかなか良いと思える物件が見つかりませんでした。最大の障害は、やはり私の渡独の日程が決まっていなかったこと、そしてオンライン内覧では周辺環境が把握できず、実際の生活をイメージできなかったことでした。そのためオンライン内覧をしても、いつから入居をしたいのか正確な日付を明言できず、返答は後日しますと伝えるだけで、いざ数日後に契約をしたいと連絡をしても、すでに他の人に決まってしまっているケースがほとんどでした。
ということで、私は日本からの家探しはあっさりと諦めました。その後、渡独の日程が決まってからも、引き続きサイトをチェックしていましたが、ドイツに着いてから実際に内覧に行ける物件を探すようにしました。
そしてようやくドイツに到着し、自分の住処が見つかるまではデュッセルドルフ近郊に住む友人宅に居候させてもらい、到着2日後にはこのMixBを介して事前にコンタクトを取っていた物件を見に行くことになりました。
内覧当日、物件のある建物の前に着くと、そこには日本人が数名いました。それからしばらくすると大家さんと親しげに話しながらやってくる外国人の女性2人もやってきました・・・。MixBに物件情報を掲載していたのは、日本人の方でしたが、最終的に入居者を決めるのは大家さんです。どうやらその女性2人組は大家さんの知り合いらしく、これはもう勝ち目がないと察しながらも、ひとまず見学をさせてもらいました。内覧後、申込み希望者は、入居申込み書に必要情報をその場で記入し、大家さんに渡すよう言われたため、ダメもとで提出しましたが、案の定その後、連絡が来ることはありませんでした。日本人向けの掲示板の場合、物件の更新率がそこまで高いわけではないにもかかわらず、その数少ない物件に、希望する日本人が殺到するので、競争率がかなり高くなる印象を受けました。ドイツに来て2日で部屋が決まるほど、そんなに家探しは甘くないですね・・・。
ドイツの部屋探しアプリで物件探し!そして再び内覧へ
先ほど挙げたような日本人向けサイトの良いところは、検索がしやすい点と、現入居者とのやり取りが日本語でできる点だと思います。しかし、物件が掲載されるのを待ち、部屋の見学をしに行き、大家さんに選ばれるのを待つ、というプロセスを考えると、すでにドイツにいて一日も早く住民登録を済ませる必要があった私にとっては、非効率な方法でした。そこでまたまた私は、日本人向けサイトで探すことをあっさりと諦め、ドイツの部屋探しアプリだけで部屋探しをすることにしました。利用したアプリは、よくネットでも紹介されている、「WG-Gesucht」と「ImmoScout24」です。
ひとまず、入居日、家賃、立地などの条件をもとに検索をかけ、ドイツのルームシェア「WG」(Wohngemeinschaft)や独り暮らし用のアパートメントに関わらず、気になった物件の掲載者には片っ端からアプリを通してメッセージを送りました。全部で10件ほどメッセージを送ったかと記憶していますが、内覧までこぎつけたのは5件でした。そして1日に1、2件ほど見学をするよう日程を組み、この中から選ぼうと決めていました。ちなみにメッセージを送った際の自己紹介文は、基本的にテンプレートを作りコピペしていましたが、掲載者の情報を読んで、趣味やデュッセルドルフでやりたいことなど、少しずつアレンジを加えるようにしていました。
当初は、独り暮らし用のアパートメントで生活したかったのですが、デュッセルドルフでは家賃が高い上に、インターネットなどの契約を自分でしなくてはならない場合が多く、できるだけ自分の負担を減らしたいと思ったため、結局インターネットやキッチン(食器など込み)、洗濯機などすべての器具がそろっているルームシェア(WG)に決めました。その物件の内覧日には、家主(Hauptmieter)と軽く面談をしましたが、この家主はここに住んでいたため未来の同居人でもありました。私は、このWGが気に入り、入居したい旨を伝えました。そして再度、部屋を訪ねて契約書にサインをし、これで無事に家の鍵をゲットし、私の家探しは終了しました!
かなり簡単にお伝えしてしまいましたが、見学させてもらった物件ごとに良いところや、いまいちだな、と思うところはそれぞれありましたので、最終的には「いまいちだな」と思うことの中から自分が妥協できるものをピックアップして決めました。私の場合、それは家賃でした。当初の予定よりはオーバーしていましたが、何年も住み続ける予定はなかったため、多少のオーバーには目を瞑りました。
住民登録までのプロセス
住居が決まれば次は住民登録です。賃貸契約書および入居確認書(Wohnungsgeberbestätigung)を受け取れば、晴れて住民登録(Anmeldung)ができます。住民登録は、まずデュッセルドルフ市のサイトから、オンライン予約をして、登録申請のアポイントを取る必要があります。基本的には入居後2週間以内に住民登録をしなくてはならないとされています。
日本語で住民登録の方法を紹介しているサイトなどでは、やむを得ない場合は2週間を過ぎても大丈夫らしいと書かれていましたが、あまり不用意なことはしたくないので、早速サイトで予約を試みました。しかし案の定、予約可能枠が全くないのです・・・。登録可能な役所はいくつかあり、住んでいるところに一番近い役所で登録するのが一番効率的ですが、特に登録する役所が指定されているわけではなかったです。また調べてみると朝早い時間帯のほうが、比較的予約が取りやすいようなので、早朝に起き、再度サイトをチェックしてみることにしました。
7時半頃に起き、予約可能枠を見てみると、住んでいる場所から電車で40分ほどかかる役所の、1週間後の朝8:40というのが一番早い予約可能枠でした。念のため、より自宅に近い役所の可能枠も見てみましたが、約2週間後というのが最短予約可能日だったので、諦めてこのちょっと遠い役所に、1週間後の朝8:40に住民登録をしに行くことにしました。
当日は、①パスポート ②住民登録申請書 ③入居確認書(Wohnungsgeberbestätigung)を持参しました。そして念のため賃貸契約書も持っていきました。
ちなみに上記の提出書類で問題はなかったのですが、私の場合は数年前に1年間別の都市で住民登録をし、ビザを取得したことがあり、その時の住所が必要と言われ、その住所を見つけるのに時間を要したため、30分ほど登録に時間がかかりました。6年も前に住んでいた所の詳細な住所など覚えておらず、過去のメールを一生懸命探してようやく見つけましたが、それがなければ15分ほどで終わっていたと思います・・・。
実は、ビザを受け取るときもそうだったのですが、以前ドイツに長期滞在をし、住民登録およびビザを取得していた場合、その滞在時期が数年前であっても、滞在歴が判明すると登録情報の確認などで、何かしら質問を受けるようです。住民登録の際は当時の住所の確認をされ、ビザ受取りの際は前のビザの返却が必要と言われました。ただし、ビザの返却に関しては担当者の勘違いだったらしく、しっかりと私の情報を確認してもらった後、「これなら返却不要だわ」と言ってもらえたので、結局古いビザは不要でした(何を確認したのかは不明ですが・・・)。数年前にとっくに切れたビザなんて、ドイツに持ってきていなかったので、かなり焦りました。もし、これから住民登録しようという人の中に同じように以前ドイツに長期滞在した経歴のある方がいらしたら、過去のビザを持参したほうが安心かもしれませんね!!
部屋探しの掲示板やアプリは、今日本にいるのかあるいはドイツにいるのかなど自分の状況によって、使い分けることをお勧めします。自分の希望にピタリと合った物件を探すのは至難の業ですが、積極的にコンタクトを取り、なるべく複数の部屋を見学したほうが、生活する上で譲れないこと、あるいは逆に妥協できることがはっきりとしてくると思います!
参考URL
デュッセルドルフ市住民登録サイト:Anmeldung eines Wohnsitzes – Serviceportal Düsseldorf (duesseldorf.de)
ImmoScout24:Immobilien, Wohnungen, Häuser und Gewerbe – ImmoScout24 (immobilienscout24.de)
MixB ドイツの生活情報・無料広告・ミックスビークラシファイド:MixB | ドイツのコミュニティサイト、クラシファイド掲示板
シューマンをこよなく愛する東京出身の日本人。ドイツのクラシック音楽に興味をもったことがきっかけとなり、大学でGermanistikを勉強し、5年間の社会人経験を経て、現在はデュッセルドルフにてワーホリ滞在中。久しぶりのドイツに戸惑うことも多いですが、ワーホリ取得やドイツでの生活にまつわるホットな情報を皆さんにお伝えできればと思います。ドイツ滞在中は趣味の音楽鑑賞とドイツミステリー文学漁りにも手を伸ばしたいと思っているので、おススメなどありましたらぜひ情報をお寄せください!
Comments
(2 Comments)
こんにちは!12月にドイツへの引っ越しを考えているのですが、いまアメリカに住んでいる関係で、現地でビザ申請をしようと思っていて、部屋探しから始めているのですが、たまにビザがないと家が貸せないと言われることがあります…家探しの際にビザの有無などは聞かれたりしましたか?
Chika様
こんにちは。コメントいただきありがとうございます。
家探し時のビザ有無の確認ですが、私が内覧したところでは特に聞かれたりはありませんでした。
滞在云々については、内覧時にどれくらい住むのか、住む目的(留学、就学etc)は何なのか聞かれていたので、その時に『ワーホリビザを取って○○カ月くらい住む予定です。』などと伝えていました。ただ聞かれなければ言う必要はないと思いますし、滞在期間も短いと貸してくれなかったりするので、具体的に伝える必要もないと思います。
無事にChika様の新しいお部屋が見つかることを祈っています!
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