日本のコスプレ‐ネットではOK!現実ではNG?

日本で大人気の趣味であるコスプレですが、いまや海外でも人気が出てきています。しかし、このような特殊な趣味は必ずしも好意的に見られているわけではなく、最近では著作権侵害の可能性があるとして議論にもなっています。

コスプレって何?

 

「コスプレ」とは、「コスチューム(Costume)」と「プレイ(Play)」の2単語の合成語です。コスプレとは、凝った衣装を着てアニメやマンガ、映画、テレビゲームなどのキャラクターに扮することです。衣装は、自作したり、ネットで購入したりすることもできて、コスプレ衣装を専門に販売するオンラインショップもあります。コスプレ衣装姿での写真撮影を好むコスプレイヤーもいて、日本にはコスプレ撮影専門のフォトスタジオも存在します。また、大都市では定期的に、コスプレイヤーが集うコスプレイベントが開催されています。

 コスプレイヤーは日本で受け入れられていない?

 

しかし、このような特殊なイベントやフォトスタジオを除くと、日本でコスプレイヤーを見かける機会はほとんどありません。一概に禁止されていなくても、コスプレ姿で街中を歩くことは風紀上の理由から好ましくないとされ、マナー違反になってしまいます。また、イベントの際は、近隣住民の目を配慮して、コスプレ衣装のままで来場や帰宅をせず、会場の指定の更衣室で着替えをするルールになっています。

趣味で稼ぐプロのコスプレイヤー

 

一方で、ネットではコスプレ写真は非常に人気があり、多くの閲覧回数を記録しています。コスプレイヤーの中には、フォロワーがついていて、イベントで企業に雇われたり、写真やグッズをフォロワーに販売したりすることで、趣味でお金を稼いでいる人もいます。また、趣味を本業にしているコスプレイヤーもいます。

コスプレと著作権

 

最近、コスプレと著作権の関係が何かと話題になっています。キャラクターは著作者の知的財産ですので、著作者の許諾を得ずにキャラクターのコスプレをした場合、著作権侵害と見なされる可能性があるのです。比較的新しいトピックなので、日本の法律は、コスプレと著作権の関係についてはまだ曖昧になっています。そのため、現在法改正が検討されています。ただし、影響があるのは趣味で収入を得ている一部のコスプレイヤーに限られると予想されます。将来的には、彼らには、原著作者の許諾を得るなり、相応のライセンス料を支払うなりの何らかの義務が生じるかもしれません。

みなさんはこのような法整備は必要だと思いますか?

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