日本のマスク事情

ドイツでは月曜日(4月27日)からマスクの着用が義務化されました。日本ではマスクの着用は正式には義務付けられていませんが、多くの専門家が公共の場でのマスク着用を推奨しています。一部の店舗はマスクなしでの入店を禁止し、頻繁に客と接する多くの従業員は、雇用主の指示に従ってマスク着用を義務付けられています。

マスクはどこでも売り切れ

 

ただし、今日本でマスクを入手するのは簡単なことではありません。普段ならマスクはどのドラッグストアやコンビニでも手に入りますが、2月以降、多くの店で売り切れとなっています。

国がマスクを配布

 

マスク不足への対策として、日本政府は国内の全世帯に繰り返し使える布製マスクを2枚ずつ配布することを決めました。これは当初、粋な計らいだと思われたのですが、結局は大きな不評を買う結果となりました。最初に一部の国民がマスクを受け取った段階で、早くも品質不良に関する苦情が相次いだのです。カビが生えていたり、虫が混入していたとの報告もありました。こうした事態を受けてマスクは回収され、配布は一時停止されました。

 

シャープがマスク市場に参入

 

電機メーカのシャープは、日本政府の要請を受けてマスクの生産に乗り出しました。4月21日に公式サイトで個人向け販売をスタートし、1箱50枚入りのマスクを2,980円で販売する予定でした。しかし、アクセスが集中し販売開始直後にサイトがダウンしたため販売を一時停止し、その後、販売方法を抽選方式に変更しました。コロナ騒動が起こる前、マスクの価格は1箱50枚入りで1,000円以下でした。高価格にもかかわらず、これほど多くの注文が殺到したのは驚きです。

 

福井県はマスクを確保

 

マスク問題に対処する良い解決策を見出した唯一の県が福井県です。県は42万箱のマスクを確保することに成功しました。買いだめを防止するため、県民1(5月5日以降は2箱)が購入できるバーコードが記載された購入券を配布しました。マスク事情は当分の間大きく改善することはなさそうです。手持ちのマスクが底をついた人は、布でマスクを自作するしかないでしょう。

皆さんはドイツのマスク着用義務化についてどう思われますか?公共の場でマスクをしていますか?

 

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