おやつの話

突然ですが皆さん、おやつはお好きですか。私は、常に何か間食できるものを家に置いていないと落ち着かないくらい、おやつが大好きです。そこで、今回はスイスのおやつ事情について皆さんにお伝えしたいと思います。

前半では、スイスのおやつ事情を語る上で外せないスイスドイツ語の単語「Znüni」「Zvieri」をご紹介し、後半では私の小学生時代の思い出を掘り起こし、スイスの子供のおやつ事情をご紹介します。

ZnüniとZvieri

 

スイスでおやつ/間食について表現する際、覚えておきたい単語が2つあります。どちらも「間食」という意味ですが、午前中に食べる場合はZnüni (ツニューニ)、午後に食べる場合はZvieri(ツフィエリ)という言葉を使います。

単語を分解すると、意味がとても分かりやすくなります。まず、Znüniですが、Zは「〜に」、nüniは時刻の「9時」という意味です。朝の9時に(食べるもの)、というニュアンスを掴んでおけば一気に覚えやすくなりませんか。ちなみに、おやつを午前10時に食べたからと言って呼び方は変わらないのでご安心ください。Zvieriに関しても、vieriはスイスドイツ語で「4時」を意味することから、午後4時に食べるおやつであることが分かるかと思います。

この「Z」を単語の頭に持ってくることによって、間食だけでなく朝昼晩の3食もスイスドイツ語で表現することができますよ。

Zmorge (ツモルゲ・朝食)= Z + Morge (朝)

Zmittag (ツミッターグ・昼食)= Z + Mittag (昼)

Znacht (ツナハト・夕食)= Z + Nacht (夜)

 

スイスの子供のおやつ事情

 

スイスの小学生は、朝の休み時間に食べるおやつを自宅から持って行く習慣があります。私も子供の頃、親から渡されたおやつを小学校へ持っていき、長めの休憩時間に楽しんでいました。ただ、好きなものなら何でも持って行って良いという訳ではなく、推奨されるおやつとそうでないおやつがあるのです。例えば、果物・野菜・ナッツ・全粒粉パンなどは「良いおやつ」とされ、砂糖が加えられた飲み物・クッキー・ポテトチップスなどは控えるように学校でも教わりました。 (詳しい情報は、チューリッヒ市やsge(Schweizerische Gesellschaft für Ernährung)のホームページなどでも確認できます。)

 

ですので、私はよく林檎や梨を持って行き、休み時間に皮がついたまま丸ごとかじっていました。野菜を持参するのも一般的で、人参やキュウリを食べている同級生もよく見かけました。少し珍しいものですと、フェンネルを持参している人もいましたね。もちろん皆生のまま、ボリボリ音を立てながら食べていました。その他にサンドウィッチやチーズも定番です。

このように、小学生時代はかなりヘルシーなおやつ生活を送っていましたが、中学校に上がった途端、休み時間売店のチョコパンを買いに走っていたのはここだけの話です。

皆さんの好きなおやつ、よく食べるおやつは何ですか。よろしければ、お聞かせください。

Uf widerluege!

(それでは、また。)

Chuchichäschtli


参考ホームページ

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